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コンテナ建築入門

2023.12.16

コンテナ建築の活用例【集合住宅】

活用例

実は、海外の地方自治体では、50年以上も前から、コンテナ建築を集合住宅として利用している例もあります。カナダのケベック州モントリオール、サンローラン川のマルクドロウン岸壁にある集合住宅「アビタ67」です。この目を引く建物は、建築家モシェ・サフディが大学の修士論文を素にして制作し、モントリオール万国博覧会(1967年)の一環として建てたものです。WikiPediaには「近代的な住宅団地建築の経済性と密度を保ち、ちりばめた各戸に多様性と非画一性を取り込むように設計された。部分の、相互に組合わさったコンクリ壁が、空間を区切る。各戸が庭を持ち、近くにあるが、個人の空間を確保し、手頃な価格となるように設計された。」とあります。当時の建造物ですので、海上輸送用コンテナを上手に使ったアイデアだったのだと想像しますが、1戸にちゃんと1つずつ庭がついているらしいです。住む人は、楽しい暮らしになったのだろうと思います。

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