back

コンテナ建築入門

2023.12.16

コンテナ建築の活用例【災害対策の仮設住宅】

活用例

日本にも、コンテナ建築をつかって、驚きの成果を出した建築家がいます。坂 茂(ばん・しげる)さんです。2011年3月の東日本大震災のあと、4か月後の7月22日に着工し、わずか3か月で、2階建てと3階建ての棟をあわせて全190戸の仮設住宅を完成させました。震災の前から構想を持っていたそうですが、その仕上がり・完成度も高く、宮城県女川町の仮設コンテナハウスは仮設のレベルじゃないと世界中で話題になりました。ちなみに、このコンテナ建築は、海上輸送用コンテナと、その強度を補強する頑丈なフレームとを両方つかってつくられています。仮設住宅ながらも、2019年11月に解体されるまで8年間も、被災した方々の生活を支えることになりました(当初予定では、設置期間は2年でした)。

このページをSNSでシェアする!